もともと保険を買う人(契約者)が、いかに効率よくリスク・ヘッジをしたらいいか、という学問体系.当社は、古くからこのRMの普及に努め、コンサルティングセールスを展開しています.
簡単に言うと以下の四つのステップからなっています.
- 1.リスクの発見
- 発生し得るリスクの全てについて、予知することをいいます.これが一番難しいのです.お客さんが感じているリスクをきちんと整理して保険にヘッジしてあげることも大事ですが、お客さんが知らないリスクもあります.ここでの時点で、不認知があれば、リスクコントロール手段の選択も万全になる筈がありません.
- 2.リスクの測定・評価
- リスクが現実化して事故となる可能性の頻度とその場合の損害の大きさを想定します.RMもこの評価を間違えると一大事.実際に事故がおきたとき損害を補填できなくて赤字になってしまう保険は無意味です.しかし、カバーの大きすぎる保険は保険会社が受け入れないこともあります.事故が起きた方が儲かるなんてことはあってはならないので、妥当な評価額を推定することが重要です.
- 3.リスクの処理方法の選択
- 洗い出し・分析・評価したリスクそれぞれに対策を考えます.あるリスクには、元請けを入れたり,下請けに出したり,保険をかけたりします(リスクの転嫁).別のリスクは転嫁できないので、その仕事を止めてしまうのが得策だと判断する(リスクの回避)、など各リスクに対する対策を検討します.
- 4.実施
- 5.チェック
- 上記のリスクの発見から処理策の実施までを見直し,必要な訂正を考えます. これが、RMの簡単な流れです.
さらに詳しくは,リクルート学生向け「実務紹介・リスクマネージメントとはこんなものです」をご覧ください.
参考:リスクマネージメント・コンサルタント
危険の分析・診断・管理業務
どんな企業経営にもリスクがあります.それがどこにどのように存在しているか、そしてまた、それに対する対策は十分か.
- “災難と思ってあきらめる?”その前にとるべき方法はないか?
- 危険に対する準備金は十分に積立てられているか?
- 防災措置は完全か?契約書を変えることによってリスクを転嫁する方法を検討したか?
- 保険以外により、リスクをヘッジする手段はないか?
こういったことを、お客様に代わって研究し、その対策を提示します.